最終日結果:大会アンバサダーの石川遼が11アンダーで勝利!大会最多4勝目とツアー通算20勝目を達成

2024年11月09日コラム


優勝した石川遼選手

例年接戦になることが多い三井住友VISA太平洋マスターズですが、今年も最後まで手に汗握る大接戦が繰り広げられました。最終日は時折小雨が降る天候にもかかわらず、8,549人の大ギャラリーが会場に詰めかけました。

今年の栄冠を手にしたのは大会アンバサダー・石川遼選手でした。トップと1打差の8アンダーからスタートした石川選手は、前半9ホールで4つのバーディを奪い、スコアを12アンダーまで伸ばして一時は2位に2打差をつけていました。

ところが後半に入ると11番と13番でボギーを叩き、10アンダーに後退。2つ前の組を回っていた谷原秀人選手がバーディを重ねており、その時点で11アンダーにスコアを伸ばし、谷原選手がトップに浮上。優勝争いはさらに熾烈な展開になりました。

最終18番ホール(Par5)で谷原選手が痛恨のボギー。スコアは10アンダーで再び並び、勝負は石川選手の18番ホールの結果次第となりました。石川選手は3Wのティーショットでフェアウェイを確実に捉え、続く2打目も3Wで見事に2オン。2パットでバーディを奪い、スコアを11アンダーにして優勝を勝ち取りました。

ウイニングパットを沈めた直後。両手を突き上げ喜びを表した

石川選手は、2010年、2012年、2022年に続く大会4勝目を達成。本大会では石川選手に加えて、尾崎将司選手(1973、92、94年)、中嶋常幸選手(1985、2002、06年)、リー・ウェストウッド選手(1996、97、98年)が大会3勝を達成していましたが、その記録を更新しました。

さらにこの優勝でツアー通算20勝目を達成。33歳54日での20勝は、中嶋常幸選手(30歳260日)、尾崎将司選手(31歳117日)、池田勇太選手(32歳275日)、倉本昌弘選手(32歳298日)に次ぐ史上5番目の年少記録となりました。





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